睡眠には個人差があり、3から10時間、と大体の人はこの間に入ってくることと思います。
4時間の睡眠ですっきりする人、または、8時間以上寝ても眠いという方、全然眠れなかったと感じる方もいます。
「平均して8時間寝るのがよい」ということを聞いたことのある方もいると思いますが、多くの人から統計をとった平均的な睡眠時間にすぎず、医学的根拠はないそうです。
また、私達のそれぞれが必要とする睡眠時間は遺伝的なものといわれ、個人差があるといわれています。
中枢神経系の構造と体内の化学物質のバランスが遺伝子にプログラミングされているためだそうです。
ですから睡眠時間そのものにこだわる必要はなく、その人にとって質のよい睡眠がとれているかどうかが重要になってきます。
自律神経
皆さんもだいぶ知ってはいると思いますが自律神経には、動くための交感神経と休むための副交感神経とがあります。
これらはわれわれの意識では操作できない神経です。
内臓、血圧、ホルモン、睡眠に密接に関係します。
光の刺激が入ることにより交感神経が働き始めます。
人間はもともと日中働く動物なので朝の光の刺激を受けることで、交感神経が働き体が緊張することで働くことが出来るのです。
そして日が沈むにつれ交感神経の働きが弱まり段々と副交感神経が働いてくるのです。
副交感神経が働いてくると体の緊張が緩み体を休ませるはたらきになってきます。
自律神経の働きは、セロトニンとメラトニンの働きに似ていますね。
自律神経に負担がかかると不眠になるのはこのためです。